今年に入って、アメリカ、チェコと続き、今回はドイツのMerzig(メルツィッヒ)にある業者から輸入してみた。今年から数えると3回目の個人輸入になる。
Carnivors and more
6/11に最初の問い合わせをした。希望するハエトリソウの種類を書き、送料と植物検疫書とでいくらになるか?って具合である。
見積もりが来たのが6/16。ただ、赤いフが入るSpottyが「まだ出荷できない、6週間かかる」ってことだったので取りやめて、他の種類を選ぶことにした。
そんな流れで、2回目の見積もりが来たのが7/3。すぐにPaypalで支払って、「明日送る」と連絡来たのが7/10。本日20日に到着したので、1ヶ月以上かかっていることになる。
なぜ時間がかかるのか?それは、この業者の人は日曜しかメールをチェックしないからなのだ。暑い時期に到着すると、暑さでまいってしまうに違いないので、6月から問い合わせしたのに・・・。
到着状況
今回は税関で検査されてたようだ。封を開けたと書いてあるテープも貼ってあった。500円かかったらしい書類が入ってたが、通関料として200円請求された。17日に成田空港の防疫所の合格のハンコが押してあるので、向こう出てからこちらに着くまでに、約10日もかかったというワケだ。
↓ 領収書は通関料で200円の請求だった。
↓ これが合格印。3日間どこに置かれてたんやろか。
↓ 到着したダンンボールはB4ぐらいのサイズで厚みは5cmほど。案外大きい箱なんでビックリした。
早速中を確認。楽しみにしていたドイツの検疫書は防疫所で抜き取られたのか入ってなかった。
↓ 注文書の写しのみが入っていた。
植物の状態はというと・・・
ん??なんやそれぞれの袋の大きさがデカいぞ・・・。
↓ ここも、土植えから引っこ抜いて、湿らせたキッチンペーパーで包んで袋に入れてくるパターン。
ハエトリソウの株の紹介
少々値が張ったが、それだけに案外デカい株ばかりが到着した。うちにあるハエトリソウの中でも最大級に当たる大きさばかりだった。
ただ、やはり懸念していた通り、暑い時期に10日も旅をしてきたので、蒸れたのか、一部黒化して枯れているのが目立った。この暑い最中、これから復活できるかどうかが勝負となる。
うちでまだ育てたことのない種類ばかり、今回は注文した。
●Louchapates
あまり聞きなれない名前だが、捕虫葉のトゲは太く短く密に生え、カップトラップのように葉柄と反対側が癒着する捕虫葉で変わっているのだ。28ユーロが2株で56ユーロ(約5600円)。
●Paradisia
この種類は捕虫葉の内側が淡い赤をしているのと、トゲが長く少し赤いのが特徴。7.5ユーロ(約750円)
●Spider
この種類は葉柄が棒のようで、10cm以上伸びるのが特徴。実際到着した株の中で一番大きな袋に入っていた。12ユーロ(約1200円)。
●Harmony
この種類は捕虫葉がかわいらしい。トゲは間隔を開けて生えていて、短く細いのだ。誰かがハサミで切って揃えたかのような形をしている。全部の中で、この種類だけが一番緑色が強くしっかりしていた。45ユーロ(約4500円)。
●Biohazard
この種類の捕虫葉はむちゃくちゃで、波打っている。トゲは細かく、虫を取る気がないであろう形をしている。3サイズから選択できたが、BIgを選んでみた。確かに株は大きいが、捕虫葉は小さい。株の回りに小さな株が付いているので、次の春には株分かれしそうである。45ユーロ(約4500円)。
●Bohemian Garnet
オマケで付いてきた。全体に紅色をしていて、捕虫葉のトゲは短いのが特徴。
●Tiger Fangs
これもオマケ。捕虫葉のトゲはシャーク系で、トゲの根元は太いが先にかけて急激に細くなる。まるでトラの牙のようなのでこの名が付いた。
他かかった料金は、検疫書20ユーロ・Paypal手数料11ユーロ・送料9.5ユーロであった。
ドイツのこの業者さんは、種類が多いものの、サイトをぱっと訪れただけでは何をしたらいいのかわからないのが特徴である。サイトの下部にあるリストをクリックしてメールのやりとりで購入することになる。
だからこそ、案外穴場かもしれない。
株の大きさは金額に比例して保証できるが、メールのスパンが1週間単位のため、時間がかかるのが痛いところだ。
早速、今回のために買っておいた素焼き3号鉢に生水ゴケで全て植えた。3.5号か4号でもよかったかな・・・。